こんにちは、hiroです。
前回の記事では、外資系企業やグローバル企業への「転職活動をはじめる前に準備しておくべき3つのこと」についてお話ししました。
この記事から、いよいよ本格的な転職活動のやり方について解説していきます。
今回は、グローバル転職を成功させるための「自己分析のやり方」についてお話しします。
これから転職活動を始める方がこの記事を読んで、「自己分析を通して自分の強みややりたいことが明確になった」「転職活動を成功させる自信がついた」と思っていただけたら嬉しいです。
転職活動は「自分という商品」を売り込む「営業」である
いざ自己分析を始める前に、まずは「何のために自己分析をするのか?」を明確にする必要があります。
なぜ自己分析をするのか。
それは、志望企業に売り込む「自分という商品」の、差別化ポイントや価値を明確にするためです。
転職活動はよく「営業」に例えられますが、私も全くその通りだと思います。
となると大事なのは、顧客(志望企業の採用担当者)が商品を選定する際に、どんなポイントを重視するかです。
いくつかあると思いますが、私が考える大事なポイントは以下3点です。
1つ目の「得意なこと」は分かりやすいですが、要するに「この候補者を採用した場合に得られるメリットは何か」ということです。
所謂「強み」と言われるもので、これが志望企業の求める人物像とマッチしているほど、採用される確率は高まります。
2つ目と3つ目の「仕事の目的」「やりたいこと」ですが、採用担当者が気にするポイントとして「この候補者はうちの会社の方針にマッチするか?」があります。
例えば、グローバル進出を方針に掲げている企業の担当者からしたら、「私は今後、日本の貢献のためにずっと国内で働き続けたい」という候補者を採用したいとは思わないでしょう。
逆に、候補者目線で考えても、自分の方針やビジョンが明確になっていれば、入社してから「こんなはずじゃなかった」「自分のやりたいことが実現できない」という不幸なミスマッチを避けることができます。
このように、企業にとっても候補者にとっても、互いにハッピーな結果に繋げるために、「仕事の目的」と「やりたいこと」を明確にしておくことは非常に重要です。
自己分析は「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」一冊でOK
では、あなたの「得意なこと」「仕事の目的」「やりたいこと」をどうやって決めるのか。
実は、これらをすべて明確にすることができるのが、以前の記事でもご紹介した、八木仁平さんの「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」です。
私自身も、転職活動を始める時にこの本を実践したのですが、本当に気持ち良いぐらいきれいに「やりたいこと」がクリアになりました。(ただし、かなり時間はかかりました。)
転職活動中も、「本当にこの企業は自分に合っているのか」「この企業に行くことが、今後の人生で成し遂げたいことに通じているのか」と迷った時に立ち返る、ある種の「拠り所」になった気がします。
この本の大まかな流れは以下のようになっています。
例えば、「得意なこと」を見つける過程で「最近イラっとした、もしくは心がザワザワしたのはいつ?」のような質問が用意されており、これらの質問に答えていくと、驚くほど自然に自分の強みややりたいことが見つかっていきます。
また、「やりたいこと」を見つけるプロセスで、ほぼ間違いなくこれまで仕事の中でやったことや考えたことを振り返ることになると思います。
別の記事でお話ししますが、それらの情報は職務経歴書を書く上で、非常に重要な材料になりますので、後から見返しやすいように整理しておきましょう。
時間はかかる作業になりますが、一度やってしまえばスッキリしますし、何より今後の人生や転職において大きな自信がつくと思いますので、ぜひ実践してみてください。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は、グローバル転職を成功させるための「自己分析のやり方」についてお話ししました。
転職活動に留まらず、自己分析で「得意なこと」「仕事の目的」「やりたいこと」を見つけるプロセスは、今後の人生で必ず役に立つはずです。
そして、「やりたいこと」が見つかったら、次はそれを実現できる「企業」を見つけていきます。
次の記事では、具体的な「転職先の企業選び」や「業界や企業の情報収集」のやり方について解説したいと思います。
ではまた!
コメント